こんにちは、もつを(https://twitter.com/motsuwo3)です。
ギターの種類ってたくさんあるよね、、、
「ストラト」とか「レスポール」とかって聞くけど、正直違いが分からない、、、(汗)
↑上記のような人向けの記事です。
ギターの種類を大まかに知ることができると思います!
ギター購入の際にも役立つ情報だと思うのでぜひ読んでいってください!
また今回はとても長い記事になっています。
目次から気になるカテゴリーに飛んで読んでいただけると読みやすいかと思います!
ギターの種類
まずはギターの種類について大まかに説明していきます。
樹形図に表すとこんな感じです。
見えない方は拡大お願いします(笑)
うーん、結構複雑ですよね、、、
概要を話しておくと、
- ギターにはアンプを通して大音量を出すことができるエレキギターと生の音を聴かせるアコースティックギターがある。
- エレキギターにはボディがすべて木でできたソリッドギターとボディの半分が空洞になっているセミアコースティックギター、そしてボディがほとんど空洞のフルアコースティックギターの3種類がある。
- ソリッドギターには色んな種類がある(笑)
- アコースティックギターは鉄製の弦を張るフォークギターとナイロン弦を張るガットギターがある
こんな感じです。
細かくは次項から説明していきますね!
エレキギター
まずはエレキギターです!
エレキギター(erectric guiter)は弦の振動を電気信号に変換し、アンプ(ギター専用のスピーカー)から増幅させた大きな音を出すことのできるギター。
上の写真のボディの真ん中に3つの金属のようなものがあるのが分かりますか?
これは「ピックアップ」と呼ばれるもので、ここから弦の振動を受け取りアンプにつながっていきます。
いわゆるギターの「マイク」ですね。
バンドをやってみたい人
ギターで大きな音を出したい欲求不満な人(?)
ギターで多種多彩な音を鳴らしたい人
エレキギターは弦の振動を電気的に増幅させるギターなので大きな音での演奏に対応できます。
「大音量で思いっきり掻き鳴らしたい!」という方におすすめです!
また色んな音色を作ることができるのもエレキギターの特徴の一つ。
「ギュイーン!!!」とロックでかっこいい音から、
「ファーーン、、、、(余韻)」というような幻想的な音まで、様々な音を楽しむことができます。
さて!
次項からはエレキギターの種類について説明していきます!
エレキギターは大きく分けて
ソリッドギター
セミアコースティックギター
アコースティックギター
の3つに分けられます。
ソリッドギター
ボディに空洞がないエレキギターのこと。
おそらく皆さんが「エレキギター」と聞いて想像したときに、まず思い浮かぶであろうギターだと思います。
ソリッドギターは「ソリッド(個体、堅固)」という名前のように「硬い」音が特徴的です。
共鳴構造がないので音に広がりがなくタイトな音がします。
ロックなドライブサウンドを出すのに向いている。
幻想的な音も作り出せる。
ロック、パンク、メタル、ブルース等々、あらゆるジャンルの音楽を楽しむことができる。
ハウリングしずらいというのがソリッドギターの大きなメリットです。
※ハウリングとは、アンプの音をピックアップ(ギターについているマイク)が拾ってしまい、音がループしてしまう現象のことです。カラオケで「キーン」となるあの現象と同じ。
共鳴構造のあるギターの場合、音を歪ませる(電気信号を増幅)とハウリングを起こしやすく、ハウってしまってはとても演奏に使うことができません。
他のエレキギターと比べてハウリングを起こしにくいので、より多彩な音を楽しむことができます。
ストラトキャスター
ストラトキャスターは1954年にFender社から発売されたエレキギターです。
意外と歴史が浅いですよね。開発されてから50年ほどしか経っていないとはちょっと驚きです。
形はまさに「エレキギター」という感じですね!
ハイフレットまで押さえやすいダブルカッタウェイ(ボディ上部が左右とも削られている)が採用されています。
音はシングルコイルピックアップの「ジャキジャキ」という歯切れの良いサウンドが特徴で、リズムギターからギターソロまで色んなプレイを楽しめます。
ブルースからロックまで幅広くいろんなジャンルの音楽に対応できる「万能型」ギターです。
テレキャスター
テレキャスターはFender社から1949年に発売された、世界で最も古いソリッドギターです。
演奏性を考えボディ滑らかなになっているギターも多い中、テレキャスターは平たいボディが特徴です。
「板に棒を挿したギター」なんて揶揄されることも多いですが、さすが最古のソリッドギターと言っておきましょう(笑)
ピックアップがリア側とフロント側で違うものが使われており多彩な音作りが可能です。
音の特徴としては、シングルコイルピックアップ特有の「チャキチャキ」という小気味の良いクリアなサウンドで、カッティングプレーが特におすすめです。
カントリーなどの音数の多いリズミカルなプレーにも向いていますね。
デメリットとしては
サスティーン(音の伸び)少ない
出力が低いのでパワフルなサウンドには向かない
といった感じです。
上記2点から「ソロを弾くのに心もとない」というのが本音でしょうか。
この欠点を補うためにピックアップをハムバッカーピックアップに替える人も多いです。
レスポール
レスポールは1952年にGibson社から発売されたソリッドギターです。
この滑らかなシェイプ、見たことがある人も多いと思います。「くびれ」の深いボディが特徴ですね。
他のギターと比べて重いというのがネックでしょうか。またボディの重心が「お尻」側に偏っているため、座って弾くとバランスが悪いのも少し残念です。
音の特徴としては、ハムバッカーピックアップからなる温かみのある太くて安定感のあるサウンドが特徴です。
そして歪みと相性がめちゃくちゃ良いです。さすがハムバッカーといった感じで、パワフルなサウンドを思う存分楽しむことができます。
そしてこのレスポールというギター、「泣きのギター」を弾かせたら一級品。
B’zの松本さんのプレイなんかを見るとよくわかりますね。
とにかく「ギターソロが気持ちよく弾きたい!」という方にはとてもおすすめのギターです。
ジャズマスター
ジャズマスターは1958年にFender社が発売したソリッドギターです。
その名の通りFender社が「ジャズに使えるソリッドギターを作れないか」と言って完成したモデルです。まあジャズは今でもセミアコースティックギター、フルアコースティックギターが主流で、あまり見かけませんが、、、
近年ではサーフミュージックや、その武骨なサウンドからオルタナティブロックのギタリストに好まれています。
その大きな特徴は「ジャズマスターピックアップ」と呼ばれるピックアップが付いているということ。(Gibson社の「P-90」というピックアップによく似ていますがその構造は別物。)
「ジャズマスターピックアップ」はシングルコイルピックアップの中でも出力が高く、パンチの強い武骨なサウンドが特徴です。
また他のギターよりノイズ対策が施されているためノイズ面での性能が高いですが、高音域の抜けている部分がありサスティーンは少なめです。
この低中音域に固まったガツンとくる歯切れの良いサウンドはソロというより、バッキングで実力を発揮するギターかもしれません。
ジャガー
ジャガーはFender社が1962年に発売したソリッドギターです。
前項で紹介したジャズマスターとボディの形はまったく同じですが、大きく違うのは「ネック」と「ピックアップ」です。
ネックはショートスケールを採用しており、子供や女性の方におすすめです。
ただショートスケールの特徴としてサスティーンの短さが挙げられます。バッキングやカッティングプレーなどのリズムギターが向いていることから、ギターボーカルなんかにもとても使い勝手の良いギターですね。
ピックアップはジャガー専用にセッティングされたもので、シャープで繊細な音でありながら金属感の強い歯切れの良いサウンドで、思わずジャカジャカと掻きむしりたくなるギターです。
PRS(ポール・リード・スミス)
PRSはポール・リード・スミス氏が1985年に設立したギターメーカーです。
ギターの種類というよりはメーカーの名前ですが、ギターの種類を説明する上でやはり避けて通れないギターの一つです。
このPRSの特徴はその「万能性」にあります。
PRSはエレキギターの2台巨頭であるFenderの「ストラトキャスター」とGibsonの「レスポール」の特性を一つのギターにまとめたというコンセプトのギターです。
シングルコイルの「ジャキジャキ」という歯切れの良い音とハムバッカーピックアップのパワフルなサウンド、両方を高いクオリティーで楽しむことができます。
これ一台持っていれば箱モノ以外のギターは何でも対応できます(笑)
変形ギター
変形ギターその名の通り従来のギターのボディの形を崩して作られた非常にユニークなギター達です。
Gibson社が1958年に発売した「フライングV」や「エクスプローラー」をはじめとする変形ギターは主に、ハードロック、メタルなどのギタリストに好まれ、そのボディの形もさることながら、ハムバッカーピックアップを搭載しパワフルなサウンドをたたき出すというのも大きな特徴です。
世の中には信じられないような形のギターが無数とあるので、探してみると面白いです。
特殊素材ギター
基本的に木材で作られているエレキギターですが、最近では木以外の素材を使って作られたギターも登場しています。
その代表的な例が上の映像にある「Relish Guitar」というギターです。
このレリッシュギター、ボディは「アルミ」指板は「竹」で作られているんです。
ちなみにピックアップを自由に付け替えることができるみたいです(笑)
ギターの進化は止まらない、、、今後も新しいタイプのギターがどんどん出てきそうですね!
セミアコースティックギター
ボディの中央部がソリッド、その周りが空洞になっているエレキギターのこと
フルアコースティックギターと並んで「箱モノ」と言われるギターの一つです。
ソリッドギターとフルアコースティックギターの中間というようなエレキギターで、フルアコースティックギターと比べるとボディが薄いのが特徴です。
サウンド面に関しても、ソリッドギターとフルアコの両取りといった感じで、メロウな甘いトーンの中に硬質なアタック感も感じられます。
ソリッドギターとはちょっと違った「箱モノ」特有の音の広がりを楽しむことができます。
ジャズをやりたい人
広がりのある暖かいサウンドが好みの人
セミアコースティックギターはジャズギターのスタンダードとして活躍しています。
「ジャズをやりたい!」という方なら初めの一本にセミアコを選んでおけば間違いないでしょう。
またソリッドギターの要素も持ち合わせており、深いディストーションサウンドには向きませんが、軽いオーバードライブはとても気持ちよく歪んでくれることから、ロックシーンでも結構使われていますね。
「箱モノ」の広がりのある暖かいサウンドが好みの方はおすすめです!
Gibson ES-335
リッケンバッカー
フルアコースティックギター
ボディがすべて空洞になっているエレキギターのこと。
フルアコースティックギターはセミアコースティックギターと共に「箱モノ」と呼ばれるエレキギターです(2回目)。
ただセミアコと違うのは「ボディの内部がすべて空洞になっている」という点です。また厚さもセミアコよりあり、共鳴構造が大きく取られています。
ボディに共鳴構造がちゃんとあるので生音でもしっかりとした音が出ます。
ジャズギターをやりたい人
ゆったりとした雰囲気の音楽をやりたい人
フルアコもセミアコ同様、ジャズギターにとても向いています。
セミアコよりも空洞の大きいのでよりふくよかで甘いサウンドを楽しむことができます。
ゆったりした曲を指でつま弾いたりするととても気持ちよい音が鳴ってくれます。
逆に歪みに向かないのがフルアコのデメリット。共鳴構造のせいでハウリングを起こしやすいため、ロックなどのドライブサウンドを作るのには向きません。
Gibson ES-175
グレッチギター
アコースティックギター
電気信号の増幅などを行わず、そのままの音を演奏に使用するギターのこと。
生ギターとも呼ばれる。
アコースティックギターはエレキギターのように電気信号の増幅を行わない代わりに、ボディの空洞に音を共鳴させ音を響かせます。
ライブなどで大きな音を出したいときは、専用のピックアップを付けたり、エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)を使用したりして対応します。
弾き語りをしたい人
ソロギターをしたい人
アコースティックギターは「弾き語り」によく使用されます。
弾き語りとは「楽器を弾きながら歌う」ことですね。
またメロディと伴奏を同時に弾く「ソロギター」にも最適です。
「一人でも楽しめるギター」として、バンドなどを組んでいないプレイヤーにも人気が高いです。
フォークギター
アコースティックギターのうち、スチールなど金属の弦を張るギターのこと。
フォークギターとガットギターの大きな違いは、張る「弦」の素材にあります。
フォークギターはスチールなどの金属製の弦を張ります。
金属製の弦を張っているだけあってサウンドも金属の鳴りが特徴です。
「ジャカジャカ」とバッキングしても気持ちいし、指弾きでもきれいな音が鳴ります。
現代音楽をやりたい人
現代音楽で使用されているアコースティックのほとんどはフォークギターです。
「最近の曲を弾き語りしたい!」という方はフォークギターをおすすめします。
ガットギター(クラシックギター)
アコースティックギターのうち、ナイロン製の弦を張るギターのこと。
ガットギターはナイロン製の弦が張られます。
金属っぽい音が鳴るフォークギターと比べて、ガットギターは「ベンベン」というプラスチックをはじいたような音がします。ウクレレの音を想像すると分かりやすいでしょうか。
フラメンコギター、ボサノバなどの民族音楽をやりたい人
クラシック音楽をやりたい人
ソロギターをやりたい方
分かりやすいのはフラメンコギターでしょうか。猛スピードで「ジャカジャカ」と弾くあのギタープレイです。
カントリー、ボサノバなどの民族音楽などに興味がある方や、クラシック音楽に手を出してみようという方におすすめです。
あとは落ち着いた雰囲気のソロギターを弾くのにも向いているギターだと思いますよ。
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