こんにちは、もつを(https://twitter.com/motsuwo3)です。
「ストラトキャスター」ってギターを最近知ったんだけどどんなギターなんだろう?
ギター購入時の参考にもしたい!
今回は上記の方に向けた記事です。
「ギターって色々あるけどどう違うの?」という方って結構多いですよね。
- どんなパーツでできているのか?
- サウンドの特徴
- 使用ミュージシャンの紹介(動画付き)
今回はこのような感じで、世界一有名なエレキギターといっても過言でない「ストラトキャスター」について深堀りしていきます。
ストラトキャスターというギターをより理解する機会にしていただけると嬉しいです!
ストラトキャスターとは?
ストラトキャスターの歴史
ストラトキャスターは1954年にFender社が発売したエレキギターです。
1949年に発売された世界最古の量産ソリッドギターであるテレキャスターを改良して開発され、その構造はテレキャスターとかなり異なります。テレキャスターの欠点であった「サスティーン」の問題を解決し、「ソロ」でも使えるギターとして多くのミュージシャンにも愛されました。
現在Fender社からはFenderとSquireの2つのブランドから販売されています。
世の中にはストラトキャスターの形をしたギターがたくさんありますが、厳密に言えば「ストラトキャスター」と呼んでいいのはFenderのストラトだけで、他のメーカーから出ているものは「ストラトキャスタータイプのギター」のようです。
ストラトキャスターの解剖書
ボディ
身体に沿うようにカットされた滑らかなボディが特徴的。ハイフレットまで弾きやすいようにダブルカッタウェイが採用されています。いかにも「エレキギター」という形ですね。
ピックアップ
ピックアップはシングルコイルが3つ並んでいます。ブリッジ側からリア、センター、フロントと呼びます。パワー不足を補うためにリアやフロントにハムバッカーを載せる人も多いです。
シンクロナイズドトレモロユニット
表側だと分かりませんが、ブリッジが後ろからバネで引っ張られている構造をしています。これをシンクロナイズドトレモロユニットと言い、サウンドにコシとサスティーンを与えます。アーミングプレーができるのも大きなメリットです。
ネック
ネックはロングスケールが採用されています。長いネックは弦の張力を強め、長いサスティーンを生みます。また、ボディとの接続部をネジで締めて固定しており(ボトルオンネック)、取り外し可能でカスタマイズすることもできます。
トーン
ストラトキャスターのリアのトーンは基本的に固定でトーンを弄れるのはセンターとフロントのみです。機種によってはリアのトーンを弄れるものもあるので購入の際は確認必須です。
ストラトキャスターの音の特徴
ジャキジャキとした歯切れの良いサウンド
ストラトキャスターといえばシングルコイルピックアップならではの、ジャキジャキとした歯切れの良いサウンドが特徴です。
プレーとしてはカッティングプレーやリズムギターに重宝されます。ギターボーカルがストラトを持つことが多いのも頷けますね。
ストラトがジャキジャキとした音になる理由として、ストラトが他のギターと比べて金属の鳴りの成分が多いことが挙げられます。これはトレモロユニットからなるもので、トレモロユニットはブリッジをボディの後ろからバネで引っ張っている構造になっており、これが金属の鳴りの成分を増幅させることによって歯切れの良いサウンド生み出しています。
特にフロントとセンターのハーフポジションはチャキチャキととても気持ちよい音で、カッティングプレーによく合います。
ソロも弾けるサスティーンの長さ
ストラトキャスターはテレキャスターの「サスティーンが短い」という短所を改善して開発されたギターです。
そこで採用されたシンクロナイズドトレモロユニットは音にコシとサスティーンを与え、ソロも気持ちよく弾くことができるギターに進化させました。
バッキングにもソロにも使うことのできる「万能ギター」と言えるでしょう。
フロントピックアップの甘くも鋭いトーン
ストラトキャスターは基本的に、
- リアポジション
- リア+センターのミックスポジション
- センターポジション
- センター+フロントのミックスポジション
- フロントポジション
の5つのポジションがあります。
その中でも多くのストラト使いがその魅力にハマっているのがフロントポジションの音ではないでしょうか。
どのギターでもそうですが、フロントポジションは輪郭のしっかり残ったリアポジションに比べてマイルドで太い音がします。ストラトの場合、そこに金属の鳴りが加わることによって甘くもあり、鋭くもある絶妙な音になります。
ストラトキャスターを使用するミュージシャン
ではストラトキャスターはどのようなミュージシャンが使用しているのでしょうか?
と言ってもストラトキャスターを愛用したミュージシャンは本当に多すぎる!歴代のレジェンドたちがこぞって使用しています。全員載せていたらホントにキリがないです(笑)
今回は幅広い方に楽しんでもらいたいので、様々な世代から5人のギタリストを選出させていただきました!
なぜかギターボーカルばかり選んでしまいました(笑)
ジミ・ヘンドリックス
ジミ・ヘンドリックスは世界で最も影響を与えたギタリストと言っても過言ではありません。
レフティ(左利き)であるにも関わらず左利き用のギターを使わず、右利き用のギターを逆さまにして弾くという変わったギターの使い方をしていました。
そのサウンドやプレイスタイルも斬新で、活動期間が5年という短さにも関わらず(27歳という若さで亡くなる。)本当に多くのギタリストに影響を与えました。
ジョン・メイヤー
ジョン・メイヤーはデレク・トラックス、ジョン・フルシアンテと共に「現代の3大ギタリスト」と呼ばれるギタリストの一人です。
情緒的でありながら繊細なタッチを持ち合わせており、そのブルージーなサウンドに多くのファンが魅了されてきました。
歌唱力も非常に高く、ボーカルとしての評価も非常に高いです。
またその甘いルックスからたくさんの女優さんと浮名を流してきたようです。
ギターが上手くて歌もうまくてルックスも良し、そしてモテる。完璧超人ですね(笑)
Char
ここからは日本のミュージシャン達を紹介します。
Charさんは1976年にソロデビューされたシンガーソングライターです。
ブルース、ロックに精通しており、その日本人離れしたアドリブのセンスは凄まじく、どのアドリブを見ても新鮮かつ斬新なフレーズを弾いていて本当に飽きません!
「Charさんと言えばムスタングだろ!」という意見も聞こえてきそうですが、ストラトの印象も強いので選ばせていただきました。
斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)
ここからは若手バンドのギタリストです。
一人目は「UNISON SQUARE GARDEN」通称「ユニゾン」のギターボーカルである斎藤宏介さんです。
ユニゾンと言えばドラム、ベース、ギター共に高い演奏力を誇る実力派3ピースバンドですが、斎藤さんは歌いながら難易度の高いプレイをしていて本当にすごいです。
爽やかな印象が強いですが、シングルコイルを深く歪ませていて、そのサウンドはまさに「ロック」です。
ワシヤマカズキ(Suspended 4th)
最後は注目の若手バンド「Suspended 4th」(サスフォー)のギターボーカル、ワシヤマカズキさんです。
「嘘偽りのない音楽」をテーマとしている彼らの音楽はパンチ力抜群です。結成が2014年ということでまだ若いバンドですが、今後活躍すること間違いないと思います!
ファズが深くかかったハードロックなサウンドが特徴です。
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