ジャズマスターを選ぶポイント
ではまず、「ジャズマスターを選ぶポイント」についてお話していきます。
その際に、ジャズマスターの基本的な特徴を知っていると分かりやすいと思うのでまとめておきます。
- 出力の高い「ジャズマスターピックアップ」搭載
- 甘くて太いフロントトーン
- 荒々しく無骨なサウンドが特徴
- オルタナ系ロックバンドによく使用される
- フローティング・トレモロが採用されている
こんな感じです。
これを踏まえて選ぶポイントを見ていきましょう!
ジャズマスターを選ぶポイント①「荒々しいサウンドかきれいなサウンドか」
一つ目のポイントは「荒々しいサウンドかきれいなサウンドか」です。
上記したように、従来のジャズマスターのと言えば「荒々しいサウンド」が特徴です。
「失敗作」と言われることも多かったジャズマスターは、決してバランスの良い音ではなく、どこか不格好で粗削りなサウンドです。逆を言えばとても特徴的で、そのアンバランスなサウンドは、オルタナ系のロックバンドに愛されました。
そんな粗削りイメージのあるジャズマスターですが、最近ではモダン使用の使いやすいジャズマスターも増えてきています。
ジャズマスター特有の「甘くて太いサウンド」をきれいに鳴らすのもいいかもしれません!
自分のやりたい音楽で決定することをおすすめします!
ジャズマスターを選ぶポイント②「ブリッジの種類」
もう一つのポイントは「ブリッジの種類」です。
上記したように従来のジャズマスターには「フローティング・トレモロ」が採用されています。
フローティングトレモロの説明をしておくと
こんな感じなのですが、
大事なのが「チューニングが狂いやすい」というところで、これを解消するために「シンクロナイズド・トレモロ」や「ストップテイルピース」が採用されることも多いです。
どれにするか難しいですが、
- フローティング特有の揺れは唯一無二
- トラディショナルな形にこだわるならフローティング
- ストップテイルピースではアーミングができない
- チューニングは、ストップテイルピース>シンクロ>フローティング
これらを考慮して決めるのが良いと思います!
10万円という一つの指標
ここからは「10万円」という一つのラインについて少しお話していこうと思います。
冒頭でもお話ししましたが、ギターの値段でピンキリですよね。1万円以下から100万円以上のギターがある中で、どれを選んでいいのか分からなくなりませんか?
そこで僕が思っているのが「10万円」というラインです。
「モノによる」というのが事実ですが、それだけだと心もとないので、全体で見たらこんなイメージという話をしますね。
こんな感じでしょうか。
10万円くらいから、当たり外れなく、ちゃんと調整されたギターになっている印象です。「ギターと金額」のイメージは基本的には、こんな感じだと認識しておくといいと思います。
コスパの良いジャズマスター5本を紹介!
ここからがメインですね(笑)
コスパの良いジャズマスター(10万円程度)を紹介していきたいと思います!
【パワー型の万能ジャズマスター】Fender(フェンダー)/Player Jazzmaster PF
最初に紹介するのは「Fender(フェンダー)/Player Jazzmaster PF」です。
このギターの最大の特徴はピックアップがハムバッカーであることです。いきなりハムバッカーを持ってきて「邪道だ!!」と怒られそうですが(笑)
コイルタップ(ハム、シングル切り替え)機能が付いており、パワフルでウォームなハムバッカーのサウンドから、粒立ちの良いシングルコイルサウンドまで、幅広い音作りが可能です。
サウンドの印象としては、フェンダー特有のサウンドのエッセンスを残しながら、モダンな使いやすい音にセッティングされているような、まさに「万能」といった感じです。
色んなジャンルの音楽を楽しみたい人におすすめです!
【グリーン】
【サンバースト】
【ホワイト】
【クリーム】
【オレンジ】
【ゴージャスなルックスが目を引く】Squier(スクワイア)/Deluxe Jazzmaster
2本目に紹介するのは「Squier(スクワイア)/Deluxe Jazzmaster」です。
まず、このジャズマスターの大きな特徴は、この見た目!!
「赤いボディにゴールドのピックガード」という、一発で目を引くこのゴージャズなルックスに惹かれる人も多いんじゃないでしょうか。ライブで目立つこと間違いなしです!
サウンドは、スクワイア特有の粒立ちの良い硬質なサウンドといった感じ。ポップスなどのお洒落なカッティングに合いそうです。
また、「プリセット・トーンサーキット」を搭載しており、スライドスイッチによって、事前に設定したボリューム/トーンでフロントピックアップに切り替得ることができます。ソロトーンを設定しておくなど、ライブで役立ちそうですね。
周りと違う、目立つジャズマスターが欲しい方におすすめです!
【フローティング】
【ストップテイルピース】
【ピロウズファン必見!】Seed(シード)by sago/Rutile
3本目は「Seed(シード)/Rutile」です。
バンドマンに大きな影響を与えた、オルタナティブロックバンド「the pillows」のギタリスト、真鍋吉明さんのシグネチャーモデルです。
そしてこのギターの大きな特徴がネック材に「サーモウッド加工」が施されているということです。サーモウッド加工とは木材を無酸素の状態にて200度の高熱処理で乾燥させることにより、人工的に経年変化を与えるというものです。
サーモウッド加工には
このような特徴があります!
サウンドを聴いてみると、ゴリゴリのヴィンテージサウンドではなく、温かみのある使いやすい音といった感じで、ピロウズファンだけでなく、どなたにでもおすすめできる安心の一本です!
【ホワイト】
【バーガンディ】
【フェンダーサウンドを楽しむ】Fender(フェンダー)/Hybrid Jazzmaster
4本目は「Fender(フェンダー)/Hybrid Jazzmaster」です。
名前にもあるように、ヴィンテージ感を感じるルックスに、使いやすくセッティングされたモダンな使用、この両立がこのハイブリッドシリーズの大きな魅力です。
ピックアップにはUS製のものが使われており、(アメリカンプロフェッショナルと同じPU)そのサウンドは折り紙付き。フェンダーらしいピッキングに対してレスポンスが気持ち良い、まさに「いいギター」といった感じです(笑)
フェンダー随一のコストパフォーマンスの高いシリーズと言えると思います!
【インディゴ】
【グリーン】
【パフォーマンスを引き出すヴィンテージジャズマスター】Fender USA / American Performer Jazzmaster
最後は「Fender USA / American Performer Jazzmaster」です。
パフォーマーシリーズは、伝統的なフェンダーのサウンドをプレイヤーが使いやすいモダンな仕様で実現したシリーズといった感じです。
そのサウンドは「まさにジャズマスター!」といった感じで、中低音域がガツンとくる、どこか無骨なサウンドが特徴です。
ただ「パフォーマンスの向上」を目的として、様々な点が従来のジャズマスターから改変されています。
こんな感じです。
使いやすいヴィンテージジャズマスターをお求めの方におすすめです!
【サンバースト】
【ブルー】
【クリーム】
【ピンク】
最後に
いかがでしたか?
ジャズマスター選びの手助けになれたなら幸いです!
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