- マルチエフェクターを選ぶポイント
- おすすめの小型マルチエフェクター16選
ボードに組み込みやすい”小型マルチエフェクター”
無数のサウンドを内蔵する、夢のような機材「マルチエフェクター」。
そんな多彩な音作りを実現するマルチエフェクターの欠点を挙げるなら、それはその大きさでしょう。「サウンドメイクの幅を広げたいけど、ボードが大きくなりすぎるのは嫌だ!」という方も多いのではないですか?
そんな方にぴったりなのが「小型マルチエフェクター」。
今回は、
・選ぶ際に気を付けることは?
・おすすめの商品は?
という方に向けて、おすすめモデルを16機紹介していきたいと思います!
小型マルチエフェクターのメリット
まずは、小型マルチエフェクターのメリットについてお話していきます!当たり前の話も入ってきますが、、(笑)
- ボードに組み込みやすい
- 持ち運びが楽
- 小さくても多機能
この3つです!見ていきましょう!
ボードに組み込みやすい
マルチエフェクター1台で完結する人なら、大きいモデルを選んでも良いですが、歪みエフェクター等、他のエフェクターも併用したいという方には、やはり小型がおすすめ。ボードの中で大きく場所を取らないため、システムが組みやすいです。
持ち運びが楽
エフェクターボードは、家・スタジオ・ライブハウスと高頻度で持ち運ぶものです。車で搬入できればいいですが、そうできない方も多いはず。小型マルチエフェクターであれば、大きさ・重さともにそこまで負担にならず、持ち運びができます。ちょっとしたセッションであれば、1台で済ますこともできそうですね!
機能がそこまで制限されるわけではない
「小型マルチエフェクター」と聞くと、「機能的には大丈夫なの?」と心配になる方も多いかもしれませんが、それは心配なし!スイッチの数は制限されますが、収録されるエフェクトの数や機能は上位機種と遜色ありません。よほど多彩なサウンドを扱うギタリストでなければ、問題なく使えますよ!
マルチエフェクターを選ぶポイント
次はマルチエフェクターを選ぶうえで注目したいポイントについてです!数あるモデルの中から自分に合ったものを選ぶためには、
- エフェクト数
- サウンドクオリティ
- インターフェイス
- その他の機能
この4つが大事!1つずつ見ていきます!
エフェクト数
まず内蔵されているエフェクト数を見るのが大事なポイント。特に「どんなサウンドがあるのか総合的に知りたい!」という方(初心者など)は、収録エフェクトが多いモデルがおすすめです。色んなサウンドを知ることでギターの見識を広げることができますよ。
しかし、ただ多ければいい、というわけでもありません。何百種類のエフェクトが内蔵されたものを選んでも、結局10種類ほどしか使わないというのもよくある話。自分が求めるサウンドが内蔵されているかどうかをしっかり確認するのが大事なポイントです!
サウンドクオリティ
一般的にマルチエフェクターの歪みサウンドは、「デジタルっぽい」と評価されることが多く、「歪みはコンパクト。空間系はマルチ。」という選択をする人も少なくありません。しかし、最近のサウンドシミュレートはレベルが高く、アナログと遜色ないトーン、弾き心地を実現しているものも。「歪みにこだわるか」どうかは、マルチエフェクターを選ぶうえで、大事なポイントです。
インターフェイスとして使用できるかどうか
マルチエフェクターの中には「オーディオインターフェイス」としても使用できるものが存在します。つまり、PCに繋ぐことができるってことですね。ギターサウンドを簡単に録音できるため、作曲/編曲をしてみたい方や、「弾いてみた動画」を作りたい方にもおすすめです!ただし、インターフェイスとしての機能を持ったモデルは、いいお値段のものがほとんど。お財布と相談ですね(笑)。
自宅練習に便利なルーパー機能
マルチエフェクターには個人練習に役立つ機能を持ったモデルも多く、バッキングを録音できるルーパーや、ドラムパターン内蔵、ヘッドホンに接続できたり、AUX端子で音楽を流せるものも存在します。
日々の練習のモチベーションにもつながるため、「家でしっかり練習したい!」という方、また「家でしかギターは弾かないよー」という方にはぜひおすすめです!
おすすめ小型マルチエフェクター16選
さて!ここからが本番です!おすすめの小型マルチエフェクターを紹介していきます!
今回は、16種類紹介するのですが、長くなってしまうので、
- 高機能モデル編
- 空間系モデル編
- 初心者おすすめ編
- 特殊モデル編
の4つに分けて紹介していこうと思います!自分に合った機材を見つけてみてください!
【高機能モデル編】サウンドクオリティを求めるならこれ!
HX Stomp/Line6
- 価格:8万円ほど
- インターフェイスとして使用可能
- ひと目で分かりやすい操作性
Line6の大人気マルチエフェクター「Helix」がコンパクト化。小さいながら300 種以上のエフェクト/アンプ・モデル搭載しています。キーボードやDJ機器などあらゆる電子機器に接続可能。インターフェイスとしても使用でき、楽曲制作にも大いに役立ちます。フットスイッチのカラーを設定することで、一目でプリセットを確認できますよ!
HX Effects/Line6
- 価格:7万円ほど
- HX Stompのエフェクトだけ
- 6スイッチでライブに最適
HX Stompのエフェクトセクションだけを搭載したモデル。6スイッチと数が多いため、ライブ中に多彩なサウンドを使うギタリストにぴったり。アンプモデリング・インターフェイスを使わない方なら、1万円弱安いのでこちらがおすすめです!
GT-1000 CORE/BOSS
- 価格:8万円ほど
- 高クオリティなドライブサウンド
- インターフェイスとして使用可能
AIRDテクノロジーにより、再現度の高いチューブアンプサウンドを実現。マルチエフェクターでも歪みにこだわりたいという方におすすめです。USBとMIDI接続でインターフェイスとしても使用でき、PCでの作曲にも活用可能です。
GE300 LITE/MOOER
- 価格:6.5万円
- 300種類以上のエフェクトを搭載
- 立体感のあるサウンド
108種類のアンプ、43種類のキャビネット、164種類のエフェクトを内蔵し、サウンドメイクは無限大。自分に合ったサウンドを追求できる懐の広い1台です。サウンドクオリティも素晴らしく、デジタルっぽくない立体感のあるサウンドが得られます。真空管サウンドを高いレベルで再現していますよ!
【空間系モデル編】歪みコンパクト派におすすめ!
M9/Line6
- 価格:3.5万円
- 空間系エフェクトの評価が高い
- 歪みも収録
空間系・モジュレーション系のエフェクターとして評価の非常に高い1台。高解像度のクリアなエフェクトが好みの方におすすめです。100種類を超えるエフェクトを3台同時にかけることができますよ!
Ocean Machine/MOOER
- 価格:3.5万円
- ディレイとリバーブで幻想的な残響サウンドを
- アナログな操作性
ディレイとリバーブを別々に機能させることで、多彩な空間系サウンドを作ることができる1台。マルチエフェクターでありながらアナログな操作性で、感覚的にセッティングを行うことができます。ハイクオリティなディレイサウンドを作り込みたい方におすすめです!
MS-70CDR/ZOOM
- 価格:1.1万円ほど
- 空間系だけで86種類のエフェクトを収録
- 非常にコンパクト
空間系エフェクトのみを内蔵したマルチエフェクター。ヴィンテージからモダンなサウンドまで、86種類ものエフェクトを搭載しています。歪みペダルは自分のお気に入りのものがあり、ディレイ・リバーブ・コーラスなどを1台で済ませたいという方におすすめです。
TimeLine/Strymon
- 価格:5万円ほど
- 多彩な空間系サウンドをメイク可能
温かみのあるアナログ・クリアなデジタル、テープディレイ、Lo-Fi系ディレイとさまざまな種類のディレイサウンドを収録。ディレイパターンが豊富で、2つのエフェクトの組み合わせが可能など、とにかく機能性に優れた空間系マルチです。完成度の高い幻想的なディレイサウンドを作り込みたい!という方にぴったりですよ。
MOBIUS/Strymon
- 価格:5万円ほど
- 普通は手に入らない特殊なモジュレーションサウンドを多数収録
「Time Line」のモジュレーション系。コーラス・フランジャーなどの定番エフェクトはもちろん、当時のサウンドの質感を追求したヴィンテージエフェクトや、肉声にように聞こえるフィルター、レコードやラジオのようなステレオサウンドまで、普通のエフェクターで得られない特殊なサウンドを実現できますよ!
【初心者おすすめ編】リーズナブルで手が出しやすい!
GT-1/BOSS
- 価格:2万円ほど
- 多彩なサウンドメイクが可能
- ワウプレイを楽しめる
日本が世界に誇るエフェクターブランドBOSSの定番機。108種類のエフェクトに加え、PCからプロが作ったサウンドを取り出すことも可能です。コンパクトな筐体ながら、エクスプレッションペダルが付いており、可変自由なワウプレイを楽しみたい方におすすめ。最大7時間の電池駆動で、野外での演奏にも対応しますよ!
MG-300/NUX
- 価格:1.8万円
- 低価格ながらインターフェイスとして使える
オーディオインターフェイスとして使えるマルチエフェクターの中で、かなりリーズナブルだということが最大の魅力。リアンプ機能も付いており、宅録したい人にはぴったりです。ただし、サウンド面、特に歪みはハイエンドな機器と比べると、やはり聴き劣りする印象。手軽にレコーディング用のエフェクターが欲しい方におすすめです!
MS-50G/ZOOM
- 価格:9000円ほど
- 非常にコンパクト
- 172種類のエフェクト収録
コンパクトエフェクターとほぼ変わらないサイズに172種類のエフェクトを搭載。有名なアンプやエフェクターのシミュレーターを多く内蔵し、初心者のギターサウンドの勉強にもよいかもしれません。電池駆動にも対応し7時間の連続使用が可能です。
G1X FOUR/ZOOM
- 価格:1万円ほど
- 個人練習をサポートする機能が豊富
- ワウプレイ可能
ドラムマシンやルーパー機能、AUX IN端子付きで音楽プレイヤーを流せるなど、個人練習に最適な機能が盛りだくさん。コンパクトなサイズに加え電池駆動にも対応し、いつでもどこでも練習できますよ。エクスプレッションペダル付きで、ワウの演奏も可能。1台あるとありがたい便利な1台です。
【特殊モデル編】限定的な使い方をする1台
MS-3/BOSS
- 価格:4.5万円ほど
- コンパクトペダルと組み合わせてサウンドメイクが可能
112種類と豊富なエフェクトを搭載したスイッチャー。最大3台のコンパクトエフェクターを接続することで、手持ちのペダルと内蔵のエフェクトを組み合わせた音作りを楽しめる画期的な1台です。お気に入りのコンパクトエフェクターを活かしたボード作りを目指す方におすすめです!
GE150/MOOER
- 価格:2.3万円ほど
- タブレットに接続可能
Non Linerデジタルアンプモデリングテクノロジーによる再現度の高いアンプモデルを収録。エクスプレッションペダル付きで、幅広いプレイが可能です。そして、1番の特徴はスマホやタブレットのインターフェイスとして使用できるということ。タブレットで作曲・レコーディングを行う方は重宝しますよ!
Xtomp/HOTONE
- 価格:3万円ほど
- コンパクトな筐体
- 250種類以上のエフェクトを搭載
スマートフォンやPCから音色を設定することで、コンパクトエフェクターのようなサイズを実現した1台。250種類以上のアンプシミュレート、エフェクトを搭載しており、CDCMと呼ばれるアルゴリズムにより、再現性の高いサウンドを誇ります。ただし瞬間的にサウンドを切り替えられないため、ライブには不向き。1台で色んなサウンドを試してみたいという方におすすめです!
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