今回は、、、
こんな感じで「フェンダー」が気になっている初心者の方に向けて、お話していきたいと思います!
ギターの選び方、フェンダーの理解、についてお手伝いできればうれしいです!!
初心者が気を付けるべきギター選びのポイント
やりたい音楽をしっかりと決定する
初心者の方というか、すべてのギタリストがギターを選ぶときにまず考えなければならないのは、「そのギターを買ってどんな音楽をやりたいか」です。
これが決まっているかで、ギター選びが上手くいくかどうかが十中八九決まると言っても過言ではないです。
ただ何となく「ギターやってみたいなあ。でも分かんないからなんでもいいかあ。」という意識でいると、実際買ってみたときに「なんか思ったような音じゃないなあ。」となってしまいます。
- 歪んだギターでかっこいいロックサウンドを弾きたい!
- ジャズのようなお洒落なフレーズを弾きたい!
- 歯切れの良いカッティングフレーズを弾きたい!
などなど、自分がギターを手にしたときのイメージを明確にしてください。
ジャンルやフレーズによって、最適なギターは違います。
まずはやりたい音楽をしっかりと決めることがギター選びの第一歩です!!
次項でどんなギターがどんな音楽に向いているのか解説しているのでチェックしてみてください!
モダンかヴィンテージか
ギターを体系的に大きく2つに分類すると「モダン系」か「ヴィンテージ系」かに分かれます。
- モダン系・・・サウンドに癖が少ない/エフェクトの乗りが良い/音を綺麗に歪ませやすい/汎用性が高い/弾きやすくするための加工が多く採用/アンサンブル(バンド全体の音)に混ざりやすい
- ヴィンテージ系・・・太くて暖かいサウンド/エフェクトの乗りが良くないものも多い/深く歪ませるのには向かない/トラディショナルなルックスを残している
と、こんな感じです。
一言でいうならば「使いやすい」のが「モダン系」、「昔ながらの味のあるギター」が「ヴィンテージ系」ですね。
前項のお話に通ずる部分がありますが、自分のやりたいギタープレイはどちらのギターがあっているのが決定することで、大体の購入すべきギターの方向性が決まってきます。
もちろんどんな音楽をやるかによって決まるのですが、初心者の方におすすめなのは「モダン系」のギターです。
理由は単純で「使いやすい」からですね。
という初心者の方でも、「それっぽく」サウンドを作りやすいのが「モダン系」の良さです。
「オールドミュージックが好きだから、ヴィンテージ系のギターが欲しい!!」という方以外は使いやすいモダン系ギターを選ぶことをおすすめします!
10万円前後のギターを選ぶ
次は予算のお話です。
エレキギターと一言でいっても、1万円ほどの超低価格ギターから、50万円以上する高級なギターまで存在します。まさに「ピンキリ」ですね。
もちろん値段だけでギターの良し悪しを測ることなんてできませんが、大体の「値段とクオリティの関係」を知っておくことは非常に重要なことだと思います。
そこでおすすめしたいのが「10万円前後」のギターです!
大体の価格帯の印象を並べると
- ~5万円・・・クオリティが不安定。ヘタってるものも多い
- 10万円前後・・・クオリティが安定し、サウンドも良し。
- 20万円前後・・・コンセプトに対して高クオリティ。良いギター。
- それ以上の高級ギター・・・腕の良いビルダー(職人)が精密にセッティング/希少価値(ヴィンテージギター)/豪華な装飾
こんな感じでしょうか。
つまり、「クオリティが安定してるけど、高すぎない」というのが「10万円」というラインなんです!
「~5万円」の安いギターの購入を考えている方も多いかもしれませんが、個人的にはおすすめしません。
低価格ギターはクオリティが安定しなく、「どんなギターが良いギターなのか」分からない初心者の方には、目利き(耳利き)が難しいからです。むしろ手を出すならサウンドをある程度理解した経験者の方です。
そしてセッティング、サウンドの悪いギターを弾いていると、そのギターに合わせるように上達していくので、変な癖がついたりすることもあります!
初心者の方こそ、「ちゃんとしたギター」を買うべきです!
「フェンダーギター」を理解する
ここまでは「ギター選び全般」についてお話してきましたが、ここでは「フェンダーギター」について少し話していこうと思います。
「そもそもフェンダーでいいの??」というこの記事の存在意義をぶっ壊すような話ですが。(笑)
やりたい音楽によって適したギターは変わってくるというお話を前述しましたが、そのやりたい音楽にフェンダーギターは適しているのかということですね。
- ニュアンスを楽しむギター
- クリーン~オーバードライブサウンドに向いている
- 出力小さめ
ずばり、フェンダーギターは「ニュアンスを楽しむギター」です。
「ニュアンス」と言っても難しいですよね。例えば、
こんな感じのピッキングの感覚を存分に生かしたようなギターですね。
ジャンルでいうなら
- ブルース
- ロック
- ポップス
といった音楽に向いています。
逆に向いていない音楽は
- ハードロック
- ラウド系ロック
- メタル
など、激しめのジャンルですね。
サウンドをギャンギャンに歪ませて、パワーコードや速弾きをかますような音楽は向いていないです。
これらの音楽をやりたいと考えている方はフェンダーは避けましょう!
ギターの種類を選ぶ
ここからは、フェンダーのラインナップに存在するエレキギターの種類について説明していきます!
などなど、確認してみてください!!
ストラトキャスター
- 「THEエレキギター」の見た目
- 歯切れの良いバッキングサウンドから、主役になれるリードトーンまで作れる万能型
- 初心者向きと思いきや、サウンドメイク、扱いが難しい玄人向けギター
- ピッキングによって出音が左右されやすい繊細なギター
- おすすめジャンル:ロック/ブルース/ポップス
テレキャスター
- ボディが平たくシンプルな見た目
- リアは「カントリー」、フロントは「ジャズ」用のピックアップを持つ異質な存在
- 音の歯切れ、粒立ちが非常によく、バッキング、カッティングフレーズに向いている
- 小さめの出力
- おすすめジャンル:カントリー/ロック/ジャズ/ポップス
ジャズマスター
- 大きくて左右非対称のボディ
- 出力高めのシングルコイルピックアップ「ジャズマスターピックアップ」搭載
- パワフルさと歯切れの良さを併せ持つ
- 弦の鳴りをそのまま出力したような、太くて無骨なサウンド
- その音の太さを活かしたリードトーンがおすすめ
- おすすめジャンル:ロック/サーフミュージック/ジャズ
ジャガー
- ボディの形状はジャズマスターとほぼ同じ。ちょっとだけ小ぶり。
- ジャズマスターとの違いは、普通のシングルコイルPUを搭載していること。
- 上の3つとの大きな違いは、ショートスケール(ネックが短い)であること。
- ショートスケールなので弦のテンション(張力)が低く、少し間の抜けたようなサウンドが特徴。
- 出音がクリアで分離感がよく、アルペジオ(コードを一音ずつ弾く奏法)におすすめ。
- おすすめジャンル:ロック/ブルース/ポップス
初心者におすすめのフェンダーシリーズ
ここから本題ですね!!
初心者の方におすすめのフェンダーシリーズを紹介していきます!!
今回紹介しているのは
というシリーズになります!
【モダンとヴィンテージのハイブリッド】「Hybrid」シリーズ
- 価格:約10万円ほど
- モダンとヴィンテージのハイブリッド
- US製のピックアップが使用される高コスパシリーズ
まず紹介するのはフェンダージャパンの「Hybrid」シリーズです。
「Hybrid」シリーズのコンセプトは、その名の通り「モダンとヴィンテージのハイブリッド」です。
「ヴィンテージ」なルックスを保ちながら、
とギタリストの弾きやすさを追求した「モダン」仕様が採用されており、まさに良いとこ取りなギターですね!
また約10万円という価格にもかかわらず、「US製のピックアップ」が採用されているのも大きな魅力です。
フェンダーUSAと呼ばれる生産ラインで作られるギターは平均22~3万円するのですが、そのUS製のピックアップがこの価格で楽しめるのはまさに「コスパの高い」シリーズです!
【ストラトキャスター】
【テレキャスター】
【ジャズマスター】
【ジャガー】
【最高コスパシリーズ】「Player」シリーズ
- 価格:約7万円ほど
- クセのないフェンダーサウンド
- ハムバッカーのラインナップが多数存在
2本目に紹介するのが「Player」シリーズです。
今回紹介するシリーズの中で最安で約7万円くらいですね。
低価格だからと言って侮るなかれ。本格的な王道のフェンダーサウンドを楽しむことができます。癖がなく初心者の方でも使いやすいシリーズですね。
またフェンダーでは珍しくハムバッカーのラインナップが多く存在するのも、この「Player」シリーズの大きな特徴です。
という方におすすめです!
【フェンダーUSAの本格派】「American Performer」シリーズ
- 価格:約13万円ほど
- 本格的なフェンダーサウンド
- 汎用性抜群のモダンなサウンド
最後に紹介するのが「American Performer」シリーズです。
今回紹介する中で最も高いシリーズで、約13万円になります。
それもそのはず。「American Performer」シリーズは、「フェンダーUSA」と呼ばれるフェンダーの中で最も高いグレードの生産ラインで作られたシリーズなのです。
そのサウンドはまさに本格派。
「プレイヤーを “パフォーマー” に進化させる」というコンセプト通り、プレイヤーの細かなピッキングニュアンスを感じ取り、より音楽的な出力をしてくれます。
サウンドは非常にモダンなセッティングになっており
といった感じで、リードもバッキングも対応できる万能型です!