こんにちは、もつを(https://twitter.com/motsuwo3)です。
「ストラトキャスター」が欲しいんだけど、いい物ないかなあ。
予算はあるけど、安いギターは不安だし、、、
コスパの良いストラトキャスターが知りたい!
こんな人に向けての記事になっています!
ギターを選ぶのって結構難しいですよね。
30万円以上の高い物から、1万くらいの安いギターまでピンキリですし、種類も山のようにあるので「どれを選んでいいのか分からない!」という方も多いのではないでしょうか?
今回は
ギター選びに失敗しないポイント
を解説しつつ、10万円以下ののコスパの良いストラトキャスターを5本紹介していきたいと思います!
ストラトキャスターを選ぶ参考になれば幸いです!
ギター選びに失敗しないポイント
ではまずそもそもギターはどのように選べばよいのでしょうか?
色んな選び方がありますよね。
初心者こそちゃんとしたギターを!
初心者の方は見た目で選ぶ人が多いかもしれませんね。
「音のことなんてわかんねえよ!」という人もいるでしょうし、この選び方自体はとても良いと思います。見た目はすごく大事だし、愛着の持てるものを使わないとモチベーションも上がりません。
ですが見た目だけで選んで、テキトーなギターを弾いていると
- 実力がついてきたときに物足りなくなる。
- 音が良くないギターを弾いていてもうまくならない。
- 音感が悪くなる
- 変な癖がつくことも
こんなことになりかねません。
エレキギターって「プレイ」だけでなく「音作り」がとても重要です。
重要というか「表裏一体」なんですね。どちらもうまくいって初めて良い音が出ます。
クオリティの低い音で練習していると、そのギターに合わせて変な癖がついてしまうこともあります。初心者こそ良いギターで練習すべきです。
サウンドで選ぶ
前項で話したようにサウンドはとても大事なポイントです。
では、サウンドの種類はどのようなものがあるのでしょうか?
大きく分けると
ビンテージサウンド
モダンサウンド
この2つに分けられるかなと思います。
ビンテージサウンドは昔ながらのギターのサウンドのことです。特徴としては、少し粗削りで弦をはじいた音がそのままピックアップされるような音ですね。深く歪ませたりするギターにはあまり合わず、味のあるギタープレイをしたい方におすすめです。
モダンサウンドはバランスよくセッティングされたギターといった感じです。音のバランスが良く、また歪みとの相性もとても良いため、初心者の方にも弾きやすいギターですね。
この2つの特徴をとらえて
に合ったギターを選ぶと間違いがないと思います。
特に決められない場合はモダンサウンドのギターがおすすめです。
しっかりセッティングされたギターか
これも大事なポイントです。
などなど、ビルダーさんや生産ラインによってできるギターのクオリティはだいぶ変わってきます。
しっかりセッティングされていないと
- チューニングがすぐ狂う(合わない)
- ハイフレットが引きずらい
- 思うようなトーンが出せない
このようなことが引き起ります。
これもサウンドの時と同じで、癖のあるギターは癖のあるプレイヤーを生むので、注意が必要です。
できれば楽器屋さんに行って実際に弾いたもの、もしくは大手のメーカーのものを選ぶと、比較的外れギターを引く確率は低いです。
コスパの良いストラトキャスター5本を紹介!
上記の条件を含めて10万円以下のコスパのよいストラトキャスターを5本選びましたのでチェックしてみてください!
【ビンテージとモダンのハイブリッド】Fender(フェンダー) Made in Japan Hybrid 60s Stratocaster
Fender(フェンダー) Made in Japan Hybrid 60s Stratocaster
フェンダーストラトキャスターのビンテージのルックスを継承しつつ、その仕様はモダンで使いやすくセッティングされたまさに「ハイブリッド」な一本です。
注目すべきは
- USAメイドのビンテージピックアップが使用されている
- 250Rのフラットな指板
- エイジングされたパーツでビンテージ感を再現
「フェンジャパ」であるのに関わらずピックアップはUSAメイドの物が使用されています。
クオリティの高いクリアなストラトサウンドを楽しめます。
「250R」と言われてもピンと来ないかもしれませんね。指板は平らに見えるかもしれませんが大きな円を描くように丸みを帯びています。Rが大きいとチョーキングしたときにフレットぶつかって音詰まりしてしまうんです。
平らな指板はハイフレットでチョーキングしても問題なしです!
また一つ一つのパーツにエイジング加工が施してあり、ピックアップとボリューム、トーンのつまみはクリーム色のパーツが使用され、金属パーツも使用感がありとてもかっこいいです。
【動画】
【新たなスタンダードストラト】Fender(フェンダー) Player Series Stratocaster Black Maple
Fender / Player Series Stratocaster Black Maple
フェンダー「Player series」のストラトキャスターです。
「Player series」は2018年に発売開始した新シリーズで、2015年にその長い歴史に幕を下ろしたフェンダーギターの名シリーズ「American Standard(アメスタ)」の後継機と言われています。
アメスタとの大きな違いはその値段です。
アメスタは文字通り「世界の標準」と呼ばれるシリーズで、値段も15万円ほどとなかなかお高めでしたが、プレイヤーシリーズはこの後継機にも関わらず7万円弱と手の出しやすいお値段になっています。
では気になるのはそのサウンドですが、これがなかなか高いクオリティを誇っています。
アメスタにも引けを取らない「That’sストラト」というようなフェンダーサウンドがこの値段で手に入るというのはまさにコスパが良いギターと言えると思います!
【動画】
※サウンドチェックは1:58~です。
【様々なジャンルに対応】Fender(フェンダー) Player Stratocaster Floyd Rose HSS
Fender(フェンダー) Player Stratocaster Floyd Rose HSS ( Tidepool/M)
前項に紹介した「Player series」から、フロイドローズタイプのストラトキャスターです。
大きな特徴は
- HSSのピックアップ配列
- ブリッジにフロイドローズを採用
この2つです。
リアピックアップにハムバッカーが搭載されることによって深い歪みにも対応でき、ポップス、ロックからメタルまで多くのジャンルの音楽を楽しめます。
そしてブリッジには「フロイドローズ」が採用されています。
フロイドローズはブリッジ側、ナット側の2点で弦を止めることによって、チューニングがずれることを最大限に軽減したブリッジユニットです。
激しいアーミングプレーにも対応でき、チューニングがずれることにを気にすることなく自由なプレーが可能です。
「モダン」なギターを選ぶならこの一本です!
【動画】
【スクワイアの最高グレード】SQUIER(スクワイア) Classic Vibe Stratocaster ’60s
SQUIER Classic Vibe Stratocaster ’60s
Fenderの子会社「Squier(スクワイア)」のClassic Vibe シリーズから60年代ストラトキャスターの復刻版です。
Classic Vibeはスクワイアの中で最もグレードの高いシリーズで、部品、セッティングともにしっかりとしたギターです。「安いフェンダーを買うなら高いスクワイアの方がいい!」という人もいますね。
安いのにサウンドも良いという意見も結構聞きます。
粒立ちの良いクリアなサウンドが特徴で、ストラトらしいパキパキなバッキングを弾くことができます。ボディにしっかりと受けのある硬質なサウンドという感じです。
バリバリにソロを弾くというよりは、リズムギターでその魅力が発揮されるギターかもしれません。
ポップスやカッティングにおすすめです!
【動画】
【コスパの王様フジゲン】Fujigen Neo Classic NST10RAL-3TS/01
Fujigen Neo Classic NST10RAL-3TS/01
最後の一本は「フジゲン」の「Neo Classic NST10RAL-3TS/01」です。
フジゲンと言えば、そのクオリティの高さに定評のある国産ギターメーカーですね。アイバニーズの楽器の製造や、Gibsonの楽器の検品、またトヨタのレクサスなどのウッドパネルの製造なども受け持っており、その技術力は折り紙付きです。
海外でも人気のようで、高い品質でこの値段は「コスパの王様」といっても過言でないと思います!
フジゲンギターを見てみると多くのこだわりが見て取れます。
- サークルフレッティングシステム
- ローセッティングセットアップ
- コンパウンドラディアス指板
- 材質へのこだわり
難しい横文字がたくさん並んでいますが(笑)、ひとつずつ紹介していきます!
ギターはナットからブリッジかけて弦の幅が広がっていきます。普通のギターはネックに平行にフレットが打たれていますが、これでは弦がフレットに斜めに交差するような形になりますよね。
サークルフレッティングシステムは、フレットを円弧状に打つことで弦とフレットを垂直に保ち、どのポジションで弾いてもピッチが狂わないようセッティングされています。
すごいこだわりと技術力ですね!
ローセッティングセットアップとは、従来のギターに比べネックをボディに1mm深く沈ませることによって、弦高を下げることなく指板と弦の距離を短くした技術です。
より自然で弾きやすいセッティングになっています。
コンパウンドラディアス指板とは円錐状になっている指板のことで、ハイフレットに行くほどRが緩くなっていく構造になっています。ハイフレットのチョーキングによる音詰まりを解消したものですね。
材質にも強いこだわりを感じます。
世界各国から取り寄せた木材を3か月~1年間自然環境になじませ、そこから木材ごとに適した乾燥を行い含水率を4~5%に落とし、また自然の湿度にさらすことで6~7%に戻します。
すごい手間ですね!この手間がフジゲンの高い品質を生んでいるのでしょう。
長々と書いてしまいましたが、どの部分をとっても強いこだわりが感じられて、さすが日本のメーカーだなあと感じましたね。
職人が作った高品質なギターをぜひ!
【動画】